シミの原因
なぜシミができるのか
シミは、20代、30代、40代以上と年代を問わず、肌トラブルで悩む多くの女性(最近は男性も)の悩みの上位を占めているのです。
では、シミとは何でしょうか?
シミの元になるのは、皮膚内のメラニンという色素で、このメラニン色素が肌に残っている状態なのです。
このメラニン色素の生成される、一番多い原因は、紫外線を浴びてできるのです。
ホルモンバランスの変化でできるシミもありますが、紫外線などの外的刺激によるシミが一番多いです。
次の多いのが、妊娠によるものや、遺伝、やけどやニキビなどの炎症、ホルモンバランスの変化などがあります。
それでは、シミができる原因と特徴を見ていきますね(^^♪
紫外線などがシミの原因の場合
紫外線の刺激は一番知られているシミの原因です。
紫外線による刺激が、シミの原因となるメラニンが活性化するために引き起こされます。
紫外線対策は、夏をピークに皆さん対策されますが、5月頃から紫外線量が増えますので、紫外線対策が必要となります。
紫外線対策として日焼け止めや日傘をしたり、食事からビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどを摂取することも有効です。
顔以外にも手や、背中などの露出部に多く、中年以降に増えることが多いです。
遺伝がシミの原因の場合
一般的に「ソバカス」といわれるものが代表的な原因です。
これは、小さいころ(生まれつき)からあったり、家族にもある場合が特徴です。
火傷やニキビなどの炎症が原因の場合
火傷やニキビなどの炎症が治ったあとにでき、特にニキビ跡などは、少し黒ずんだ感じがあり、年齢や性別などに関係なくできるのが特徴です。
ホルモンバランスの変化などが原因の場合
妊娠や避妊薬などでホルモンバランスの乱れが原因で誘発されるシミです。
一般的に肝斑と呼ばれるものです。
その他には、女性が妊娠中に分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンがあります。
それが、妊娠中の女性に多く分泌されることで、メラニン色素を作るホルモンが刺激されてシミになるのです。
シミのできるメカニズム
皮膚と呼ばれるのはいくつかの層を総称して皮膚と呼ばれます。
皮膚を構成するのは、表皮と真皮からなります。
表皮はさらに、皮脂膜、角質層、顆粒層、有棘層、基底層という層にわかれます。
表皮はケラチノサイト(表皮細胞)と、表皮の一番下の基底層にある「メラノサイト(色素細胞)」までで成ります。
みなさんが悩んでいるシミは、表皮が深く関わっています。
シミは紫外線などの外的な刺激から身を守るためのメラニン色素が、肌に残り沈着した状態です。
シミのできる過程は
1.紫外線など外的刺激をうけると、チロシナーゼという酵素が活発になります。
2.メラノサイト内でメラニンという色素が生成されます。
3.ケラチノサイトに受け渡されることで紫外線から細胞核を守ります。
4.体の不調や老化やストレスなどによって、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れると排出されず残ります。
上記の過程で、シミは生成され排出されず残ることでシミになります
皮膚は、通常28日周期で、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
ターンオーバー周期は、年齢によって異なります。
年齢別にみるターンオーバーの目安期間
・20歳=約28日間
・30歳=約40日間
・40歳=約55日間
・50歳=約75日間
新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返すことで、毎日新しい細胞に生まれ変わり、古い細胞は排出されます。
新しい細胞が基底層で生成されることで、古い細胞が押し上げられ、最後は表面から剥がれ落ちるます。
その時に、シミも剥がれ落ちるのが通常の新陳代謝(ターンオーバー)です。
しかし、何らかの原因で、この新陳代謝(ターンオーバー)の周期以上のメラニンが過剰に生成されたり(海水浴やゴルフや運動会など紫外線を浴びると)して、新陳代謝(ターンオーバー)のサイクルが乱れることで、本来剥がれ落ちるメラニンが剥がれ落ちずそのまま残ってしまうことでシミになるのです。
新陳代謝(ターンオーバー)が乱れる原因は、
1.長年紫外線を浴び続け、肌にダメージを受ける
2.たばこやストレスなどで、老化の原因の活性酸素が増える
上記などが原因で肌にダメージを受けると、肌の再生能力(新陳代謝(ターンオーバー))が低下します。
シミの原因である、メラニン生成をいかに少なくし、ターンオーバーの改善をすることが、シミ対策に繋がるのですね。